思い通りのことをしない人を見ても、苛立ってはならない。

神はそれぞれに「独自の方法」で働きかけている。

無知から来る苛立ちは、神のなされることに失意と幻滅を呼ぶだけである。

誤りを犯す人にも優しく語りかけなさい。

彼らが出会っている誘惑がどんなものかも、
彼らの理解力の小ささも、あなたは知らないからである。

人のすることを、あれこれ裁いてはならない。

あなたの内に輝く光が、彼らの内にも輝くように祈りなさい。

それが、人が神の道を知る方法である。

ケイシーのリーディングより、抜粋。

潜在意識を研究する者で、
エドガー・ケイシーのリーディングを知らない人はもぐり、
と言ってもいいと私は思います。

そのリーディングのリスト(16,403件)には、
地球での学びを終えて、輪廻転生を必要としない人が18人いる、としています。

今回の記事は、この人たちへのリーディングから抜粋しました。

それまでも、リーディングが「成長を求める人」へ再三アドバイスしているのが、
「自我を無くし、他者へ奉仕する」こと。

そこには、悪行を働く愚かな人への理解と許しも獲得せよ、と述べられています。

まあ、ここは難しい。
自分を攻撃してきた人を簡単に許せるのか?

リーディングは、
「撒いた種は、刈り取らねばならない」といい、
起こる現実は、善きも悪しきも、
全て過去の自分の行いに出会うことだ、と。

つまり、相手からのいわれのない批判も甘んじて受け、
許さなければならないのか?

その運命における反射作用は、今世だけでなく、
過去世も含んでいると言うから、これまたややこしい。

だって記憶にないし(^^;

しかし、この視点は、
私と父親との確執において、「過去世に原因を想像する」という
(私にとって)アクロバチックな発想をもたらしました。

つまり、過去世の私は、
「人を暴力や権力によって支配している暴君」であり、
自分の思い通りにならない場合には、暴力によって相手を服従させていた、
と想像力を働かせたのです。

すると、その記憶が魂に刻まれていて、
私の魂はバランスをとるために、
「暴力でねじ伏せる行動に出るあの父親」を選んで生まれてきた、
というのが今世で私が選んだ運命の帰結だと。

「まぁ、それなら、仕方がないか」と、
運命を受け入れた私のしたことは、
その状況を克服し、父親と仲良くすることへの挑戦でした。

このプロセスで、色々な心理技術を使ったのです。

詳細は省きますが、この経験が
「親との確執のある人」を救う技法として確立し、
私の講座で大活躍しています。

こうして、リーディングを読み込むことと並行して、
「ブラジルのアヤワスカを使ったシャーマニズム体験」を50回以上しました。

変成意識に深く入った中、
「内なる声との対話」から教えらた内容を、自分に応用してきたのです。

頭の中の声は、私の知識を遥かに越えた知恵を与えてくれました。

リーディングと共に、両者に通じる教えは、
「自我の存在が、あらゆる問題の全てを創造している」こと。

「恐怖」の感情は、肉体があることで起こるのですが、
そこから保身や嘘が始まり、その考えが、他人との間に溝を作ります。

多くの人は内観をしないため、おそらく、ここには気づかないでしょう。

この3次元において、愛をもって生きるのが難しいのは、
この肉体の性質(肉体を維持する生存本能)ゆえに自我が生じることです。

それゆえ、「他者への奉仕の気持ちから行動する」ようになるために、
この3次元の物質世界では、「自我を薄める」ことを目標に訓練しなければなりません。

私も「自我を減らす訓練」を色々試しましたが、
「他者が幸せになるように祈る」ことが一番に効果がありますね。

その他の、例えば「目先の欲求を満たすためだけの瞑想」では、
集中力を極限まで高める訓練において、
現実をコントロールする結果は出せても、
「自我を無くす効果」は極めて限定的でした。

そもそも、この「世界をコントロールする意思の使い方」を学ぶ場合、
魂の目的に対する理解が浅いと、
恐怖から来る「力を得る願望(お金・権力・名声など)」を
助長させる弊害に繋がりかねません。

お金・権力・名声は、魂の目的から見ると、
正しい成長の成果物であったり
魂の目的を達成するための手段であったり
とするわけで、本来の魂の目的ではないのですね。

それらを目的にしてくすぶっている人をたくさん見てきました。

お金・権力・名声、それらは本来、
周囲の人を幸せにするために使う道具です。

恐怖から囲い混む性質のものではありません。

何度も繰り返して申し訳ありませんが、
「魂の目的に沿った生き方」がスピリチュアルですね。

つまり、魂の目的に沿わない願望だと、
本質的な喜びがないため、
義務になったり
飽きてしまったり
苦痛を我慢して不快になったり
と、どこかで破綻が生じます。

魂の目的に沿う願望からの行動だと、
道具を自在に活かせるようになるのですよ。

とは言っても、ストレスの多い人ほど、
お金が欲しいのは変わらんでしょう。

ストレス反応が強いと、身体保持の本能から離れられず、
上位階層の精神の発達にまでは及びませんから。

お金が欲しい人は、自分で溜め込むのではなく、
社会のために、お金を活かすことを考えてみなはれ。

お金が回る経路に自分がなること、を意識してみましょう。

「お金はエネルギーだ」、という知識を知っても、
お金から自由になれない人をたくさん見てきました。

知識が現実を変えていないなら、その見方がズレているということ。

・「お金を減らしたくない。まだ足らない。お金がもっと欲しい。宝くじで当てたい」
と深い部分で思っている人は、お金の流れを塞き止める人

・「お金が渡る先の人が幸せになっている」と思い、
その通りに行動するのが、お金の経路となる人

ただし、知識レベルの話ではなく、潜在意識の深い部分の話です。

お金は、あの世へ持って行けないので、
せいぜい可愛がってあげて、社会を幸せにするために使っていきましょう。

これからの時代、理想のない人は、
お金の経路にはなれないのではないでしょうか?

最近の私は、自分の欲求を念じるより、
「自分が社会の役に立つよう導いてください」と、
常に神へ祈れるようになりました。

寄付もよくするようになったのも自我を無くすことに寄与しています。

今は、自分の講座や教材で、
人が幸せに感じてくれることが非常に嬉しい、と感じます。

リーディングに述べられていることは、
言葉として知っていても、実践できるようにするには時間がかかります。

しかし今の自分は、上記のリーディング抜粋のことを、
昔に比べ、ほぼ、できるようになってきた、と実感しています。

多くの人が間違ってしまう言葉の裏も、
昔より読み解けるようになってきた、と思います。

これもケイシーのリーディングを広めてくれた先人たちと、
私を支えてくれるスタッフ、講座を受けてくれている人たちのおかげです。

その結果、運もよくなり、よい人に恵まれるようになり、
あらゆる束縛から自由になれた気がします。

私がずっと得たかったのは、
何事にも束縛されない真の自由だったんですね。

時間はかかりましたが、
神の導きに感謝します。

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